第6回“futbozu Note 年代別ガイド” 第6回(最終回):保護者・コーチは「見守り方」と「チームでの活用」
保護者・コーチは「見守り方」と「チームでの活用」
ここまで5回にわたって、小学校低学年から社会人・大人まで、年代ごとに選手がノートをどう書くかを紹介してきました。最終回の第6回は、選手のまわりにいる保護者とコーチに向けた回です。
当サイト管理人である私は、親として、またコーチとしてグラウンドに立っています。両方の立場で感じるのは、大人の関わり方ひとつで、子どものノートは続きもするし、止まりもするということです。今回は、futbozu Noteの仕組みとあわせて、見守り方とチームでの活用法を紹介します。
前提:ノートは選手のもの
保護者にもコーチにも、最初にお伝えしたいことがあります。それは、ノートは選手本人のものだということです。
futbozu Noteのノートは、最初は「自分のみ」(非公開)で保存されます。家族に見せたいノートは「ファミリー」、コーチに見せたいノートは「コーチ」と、見せる相手を選手自身が選ぶ仕組みです。大人の側から、共有されていないノートを開くことはできません。
シリーズ「サッカーノート活用術」第5回でも書きましたが、「見せて」と言われた瞬間に、ノートは本音を書く場所ではなくなります。大人が覗く仕組みではなく、選手が自分から開く仕組み。この前提を共有したうえで、それぞれの関わり方を見ていきます。
保護者の見守り方
保護者リンクでつながる
保護者が自分のアカウントからお子さまのノートを見守るには、「保護者リンク」を使います。
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お子さまのアカウントの設定ページ(「プラン管理」タブ)にある「保護者と紐付ける」から、招待リンクを作ります(有効期限は24時間)
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招待リンクをLINEなどで保護者に送ります
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保護者が自分のアカウントでリンクを開き、「保護者として承認する」を押すとつながります
保護者として承認するには、保護者側のアカウントで保護者プラン(月額50円〜、30日間無料)への加入が必要です。リンクは必須ではなく、お子さまはリンクがなくても、ノートや目標などすべての機能を使えます。
見られるもの・見られないもの
| 内容 | 保護者が見られるか |
|---|---|
| 公開範囲「ファミリー」のノート | 見られる |
| 公開範囲「ファミリー」「コーチ」の目標 | 見られる |
| プロフィール・獲得バッジ | 見られる |
| 公開範囲「コーチ」のノート | 見られない |
| 公開範囲「自分のみ」のノート・目標 | 見られない |
「コーチ」に公開したノートが保護者に見えないのは、コーチとの間でだけ話したいこともあるからです。保護者の方には、見えない部分があることも含めて、子どもの選択として受け止めていただければと思います。
「応援」と、評価しない声かけ
共有されたノートには、「応援」を送れます。応援は、ノートを書いた本人に届きます。設定の「通知」から、お子さまが新しいノートを書いたときや、コーチがコメントしたときに通知を受け取ることもできます。
声をかけるときは、評価ではなく、応援と質問を意識してみてください。
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「よく書けているね」より「読んだよ、応援してる」
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「ここはダメだったね」より「次はどうしてみる?」
ノートの内容について、こちらから細かく指摘する必要はありません。読んでもらえていると分かることが、子どもにとって一番の励みになります。
祖父母など家族みんなで見守る「ファミリーサポーター」
遠くに住む祖父母や親戚にも見守ってほしい、という場合は「ファミリーサポーター」を使います。保護者(または成人の選手本人)が招待リンクを作って追加でき、見られる内容は保護者リンクと同じです。人数は契約に応じて1人の選手につき1〜10名まで追加できます。
「おじいちゃんから応援が届いた」。そんな小さな出来事が、子どもがノートを続ける理由になることもあります。
18歳になったら
お子さまが18歳になると、保護者のプランによる特典は対象外になり、ファミリーサポーターの管理やプランのお支払いは本人が行う形に切り替わります。誕生日の30日前・7日前・当日に、お子さまと保護者の両方にお知らせが届きます。ノートの記録は、そのまま本人が使い続けられます。
コーチ・チームでの活用
チームでの導入の流れ
チームとしてfutbozu Noteを使う場合は、次の流れで始めます。
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チームを作る:チーム管理者がチームを作成し、チームの規模に合ったチームプランを選びます(30日間無料)
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グループを作る:「U-12」「U-15」のように、年代やカテゴリーごとにグループを作ります
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招待リンクを送る:チーム管理ページで招待リンク(30日間有効)を作り、LINEなどで選手やコーチに送ります
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参加申請を承認する:選手やコーチがリンクから参加申請すると、管理者に「お知らせ」が届きます。チーム管理ページで、役割(選手・コーチ・ヘッドコーチ・臨時コーチ・テクニカルディレクター)とグループを選んで承認します
招待リンクを開いただけでは自動で参加しないので、知らない人がチームに入ってしまう心配はありません。チーム管理者自身がコーチとしてノートを見る場合も、同じように招待リンクから参加申請し、コーチとして承認します。
役割ごとに見られる範囲
選手が公開範囲で「コーチ」を選んだノートは、選手が選んだチーム(グループ)のコーチに届きます。
| 役割 | 見られるノート |
|---|---|
| コーチ・臨時コーチ | 担当するグループのノート |
| ヘッドコーチ・テクニカルディレクター | チーム内のすべてのグループのノート |
| 同じチームの選手 | 見られない |
同じチームの選手同士では、お互いのノートは見えません。選手が安心して本音を書けるように、コーチ向けに共有したノートは、チームメイトには届かない仕組みにしています。
コーチの関わり方
コーチは「コーチダッシュボード」から担当グループを選び、選手が共有したノートを読んで、コメントを書けます。コメントを書くと選手に通知が届きます。
コメントで意識したいのは、答えを書きすぎないことです。選手が改善点に「どうすればよかったですか?」と質問を書いてきたら、すぐに正解を書くのではなく、「次の練習で〇〇を試してみたら?」と、選手が自分で試せる余地を残す。ノートを、指導を一方的に届ける場所ではなく、選手との対話の場所として使うのがポイントです。
ほかにも、コーチは次のような使い方ができます。
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選手の共有目標:選手が「コーチに共有」した目標を一覧で見て、コメントを残せます
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グループ目標:グループ全体で目指す目標を設定できます
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お手本ノートへの推薦:よく書けているノートを「お手本」として推薦できます。選手本人(と、保護者リンクがある場合は保護者)の承認と運営の審査を経て、名前などを伏せた形で「お手本コーナー」に公開されます
お手本に選ばれることは、選手にとって大きな自信になります。同時に、ほかの選手にとっては「こう書けばいいのか」という具体的な手本になります。
ノートを「提出物」にしない
チームでノートを導入するときに、一番気をつけたいのが、ノートを提出物にしないことです。「毎回コーチに公開すること」「書いていない選手は注意」といったルールにすると、ノートは評価のための作文になってしまいます。
おすすめは、共有するかどうかは選手に任せ、共有されたノートには必ず反応することです。最初は共有する選手が少なくても、コメントが返ってくることが分かると、少しずつ共有が増えていきます。
シリーズのまとめ
全6回の「futbozu Note 年代別ガイド」を振り返ります。
| 回 | 対象 | テーマ |
|---|---|---|
| 第1回 | 小学校低学年 | 親子でひとことから始める |
| 第2回 | 小学校高学年 | 自分で目標を立てて、自分で振り返る |
| 第3回 | 中学生 | 自分で課題を見つけて、コーチとの対話に使う |
| 第4回 | 高校生 | プレーを言語化して、進路につなげる |
| 第5回 | 社会人・大人 | 限られた時間で、長く楽しむ |
| 第6回 | 保護者・コーチ | 見守り方とチームでの活用 |
年代によって書き方は変わっても、根っこにあるのは同じです。自分のプレーを振り返り、言葉にして、次の行動につなげる。そして、まわりの大人は、それを評価するのではなく、応援し、問いかけ、対話する。
選手が自分から開きたくなるノートと、それを温かく受け止める大人がいれば、ノートはきっと長く続きます。futbozu Noteが、その手助けになればうれしいです。
