第2回“futbozu Note 年代別ガイド” 第2回:小学校高学年は「自分で目標を立てて、自分で振り返る」
小学校高学年は「自分で目標を立てて、自分で振り返る」
前回は、小学校低学年のお子さまと「親子でひとこと」からノートを始める方法を紹介しました。第2回は、小学校高学年(4〜6年生)編です。
高学年になると、子どもは自分の手でスマホを操作し、ある程度まとまった文章も書けるようになります。試合の結果や自分の出来を気にし始め、チームの中での立ち位置や、その先の中学校での進路を意識する子も出てきます。
当サイト管理人である私が、親として、またコーチとしてこの年代を見ていて感じるのは、高学年は「やらされる練習」から「自分で決める練習」へ切り替わる入り口だということです。ノートも同じで、この時期のテーマは「自分で目標を立てて、自分で振り返る」ことです。
「親子で書く」から「自分で書く」へ
低学年のうちは、保護者が入力を手伝ったり、話を聞いて代わりに書いたりする場面が多かったと思います。高学年では、それを少しずつ子ども自身に渡していきます。
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入力は子ども自身がする(保護者は「読む人」に回る)
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書く時間とタイミングは、子どもと相談して子どもが決める
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内容に口を出したくなっても、まず最後まで読む
いきなり全部を任せるのではなく、「今月は練習ノートだけ自分で書いてみよう」のように、範囲を区切って渡していくのがおすすめです。
ノートの項目名は、高学年でも小学生向けの言葉(「今日がんばること」「よかったこと」「もっとよくしたいこと」)のままです。中学生になると、自動的に「今日の目標」「良かった点」「改善点」に切り替わります。
月ごとの目標を立てる
高学年で新しく取り入れたいのが、目標です。futbozu Noteの「目標・実績」ページでは、シーズン全体の目標と、月ごとの目標を分けて設定できます。
| 種類 | 例 |
|---|---|
| シーズン目標 | 「6年生の大会でスタメンに入る」 |
| 月次目標 | 「試合で左足のパスを3回使う」「週に2回、自主練をする」 |
目標を立てるときは、次の3つを意識すると、振り返りにつながりやすくなります。
1. 結果ではなく「自分の行動」にする
「試合に勝つ」「点を取る」は、相手やチームメイトにも左右されます。「左足のパスを3回使う」のように、自分の行動で決められることを目標にすると、達成できたかどうかを自分で判断できます。
2. 数えられるようにする
「うまくなる」ではなく「3回」「週2回」のように数字を入れると、月末に振り返りやすくなります。
3. 月次目標は1〜2個にしぼる
目標が多すぎると、どれも中途半端になります。シーズン目標から逆算して、今月はこれというものを1〜2個に決めましょう。
月の終わりに、できた目標のチェックボックスにチェックを入れると「達成」として記録されます。初めて目標を立てたときや、目標を達成したときにはバッジがもらえるので、低学年のころのバッジ集めの延長で楽しめます。
ノートと目標をつなぐ
目標は、立てただけでは忘れてしまいます。大事なのは、毎回のノートと目標をつなぐことです。
ノートを書くとき、「今日がんばること」の下にある「関連目標」から、進行中の目標を選んでおけます。月次目標が「左足のパスを3回使う」なら、今日がんばることは「練習のミニゲームで左足を1回使う」のように、目標を今日の行動に分解して書きます。
そして、ノートの最後の「もっとよくしたいこと」に書いたことが、次のノートの「今日がんばること」になります。
今日がんばること → 練習・試合 → よかったこと・もっとよくしたいこと → 次の「今日がんばること」
この流れが回り始めると、ノートは「その日の感想」から「次の練習の作戦」に変わります。高学年でこのサイクルを体験しておくことが、中学生以降に自分で課題を立てる力の土台になります。
試合は「数字」でも振り返る
高学年になると、試合の振り返りに数字を取り入れられるようになります。試合ノートの試合カードには、スコアのほかに、自分の記録を入れる「マイスタッツ」があります。
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ゴール・アシスト・シュート数・出場時間
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ゴールキーパーなら、セーブ数・失点数
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試合区分(公式戦/練習試合)と、試合形式(1本/前後半/延長/PK)
記録したデータは、「目標・実績」ページの「実績」で、シーズン・月・全期間ごとのグラフとして見られます。「ノート数」「試合記録」「最長継続記録」「目標達成度平均」なども並ぶので、自分がどれだけ続けてきたかが一目で分かります。
ただし、数字は振り返りの材料であって、評価の道具ではありません。シュートが0本でも、「前の試合より前を向いてボールを受けられた」なら、それは立派な成長です。数字と言葉の両方で振り返ることを、保護者の方も意識してあげてください。
過去の自分のノートを使う
ノートが増えてくると、過去の自分が一番のコーチになります。
参考ノート
ノートを書いている途中、同じ相手チームとの試合や、同じタグがついたノートがあると、「参考ノート」として過去のノートが表示されます。前回その相手と戦ったときに何を書いたかを見てから試合を振り返ると、「前は〇〇されて困ったけど、今日は対応できた」といった気づきが生まれます。
タグ別・カレンダーで見返す
保存したノートには、内容から「パス」「ドリブル」などのタグが自動でつきます。ノート一覧では、検索欄の下のタブで「リスト」「タグ別」「カレンダー」を切り替えられます。
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タグ別:「ドリブル」のノートだけを並べて、1か月前と今を比べる
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カレンダー:練習した日・試合の日が並ぶので、続けられた月が一目で分かる
「絞り込み」から、練習・試合の種別や期間、タグで絞ることもできます。
自主練こそ、記録しておく
高学年になると、チームの練習とは別に、自分で練習する子が増えてきます。練習ノートで「練習の種類」を「自主練」にして記録しておきましょう。
自主練は、誰かに言われてするものではなく、自分で決めてする練習です。その記録が積み重なっていくこと自体が、「自分で決めて、自分でやり切った」という自信になります。月次目標と結びつけて、「左足の壁当てを毎日50回」のような自主練を記録していくのもおすすめです。
共有する相手は、子どもが選ぶ
高学年になると、「これは親に見せたい」「これはコーチに聞いてほしい」「これは自分だけのもの」と、ノートごとに見せたい相手が変わってきます。futbozu Noteでは、その選択を子ども自身ができるようになっています。
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自分のみ:誰にも見せない、自分だけの振り返り
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ファミリー:保護者リンクでつながった家族に見せる
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コーチ:選んだチームのコーチに見せる(同じチームの選手には見えません)
目標も同じように、目標ごとに「非公開」「ファミリーに共有」「コーチに共有」を選べます。
保護者の方は、共有されたノートを読んだら、評価ではなく質問で返すことを意識してみてください。「左足、使えた?」「次はどうしてみる?」。高学年の子どもは、自分の考えを聞いてもらえることを、何よりうれしく感じるものです。
続けるコツ:「なりたい選手」を見える場所に
高学年の子どもが自分でノートを続けるには、自分がなぜ練習しているのかを思い出せる仕掛けがあると効果的です。
「目標・実績」ページの上部にある「ビジョンボード」には、目指す姿を自由に書いたり、写真を1枚貼ったりできます。好きな選手の写真や、「6年生の最後の大会で決勝ゴールを決める」といった言葉を置いておくと、ノートを開くたびに目に入ります。
そして、書けない日があっても大丈夫です。連続記録が途切れても、また次の日から書けばいい。「毎日完璧に」より「長く続ける」ほうが、この年代では大切です。
まとめ:高学年は「自分で回す」練習の時期
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ノートは子ども自身が書く。保護者は「読む人」に回る
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目標は自分の行動で、数えられるものを、月に1〜2個
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「関連目標」でノートと目標をつなぎ、「もっとよくしたいこと」を次の「今日がんばること」へ
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試合は数字と言葉の両方で振り返る
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共有する相手は子どもが選ぶ
次回予告:中学生は「自分で課題を見つける」
次回は中学生編です。部活動やクラブチームで環境が大きく変わり、ノートの項目名も「今日の目標」「改善点」といった言葉に切り替わります。自分で課題を見つけ、コーチとの共有をどう使っていくかを紹介します。
